HOME > 「レバレッジ規制」でも変わるFX業者選択基準

「レバレッジ規制」でも変わるFX業者選択基準


金融庁のFX取引に関するレバレッジ規制が確定しました。この規制によってFXのレバレッジ(証拠金倍率)が2011年の8月から最大で25倍に規制されます。経過措置として2010年7月までは現状のレバレッジ、同年8月からは最大で50倍のレバレッジとなります。

パブリックコメントでは9割に上る反対があったにも拘わらず、このような規制に踏み切ったのは、ハイレバレッジによる「投機性」の高さが指摘されていますが、FXには損失が証拠金の一定額に達すると強制的に取引を解除する「ロスカットルール」がありますから、すべてにおいて投機性を当てはめて考え、一律に規制することは納得がいかないとする声が業界からも上がっていたようです。

ハイレバレッジがあればこそ、小さな値動きでもある程度の収益をあげることが出来るわけで、いわばFXの最大の魅力がこのレバレッジにあったわけですが、このレバレッジ規制で一番ダメージを受けることになるのはFX取引業者各社です。

レバレッジ規制によって、一番心配されるのはハイレバレッジトレーダーの何割かはFXから離れて行く可能性があり、FX取引業者の手数料収入も減少することが懸念されるからです。しかも現在業界統一で完全信託保全がすすめられていますが、レバレッジ規制によって収益が減少していくなかで信託保全を実施するための支出は増えることから、経営環境に厳しさを増す業者も出てくるのではないでしょうか。

こうした背景がありますので、これからFXをはじめられる方は、取引業者の選択においては経営基盤が強固な会社を選択すること、またすでに完全な信託保全に移行している業者を選択することが、これまで以上になってくると考えられます。

また、FX業者のなかには、このレバレッジ規制以前から、最大のレバレッジを100倍以下に抑えていた業者もあります。こうした業者は、レバレッジ規制による顧客流出のダメージが一番少ない業者であると考えられ、安全性も高いと言えるでしょう。